Oh you pretty things

8月の終わり、夕暮れ時でも、まだまだ暑い。

 

以前から、ずっと気になっている事があった。

コンコンベは、どうして丸くて、かわいいのか?

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今度コンコンベにあったら、聞いてみようと思っていた。
コンコンベさんは、どうして、まるくて、かわいい顔をしてるのだろう。
口を開ければ、哲学好きの、おっさんのような感じでけど。
みたいな。


『そうだね。では、逆に聞くけど、コンコンベが威厳ある姿だったら
みんなは、どう感じるだろう?』
※ 太字は、コンコンベ


しまった。おっさんって聞かれたかな?
口に出さなくても、思ってる事は、伝わっちゃうんだな。
今度から気をつけよう。
えーと、たぶん・・・。
ある人は、神棚みたいなものを作って、毎日手を合わせるかもね。
突然現れたり、消えたり、神様みたいだよね。
僕だって、威厳ある姿で現れたら、こんな「ため口」使わないかもね。


『最悪だね。そういうの。』
『まず、はじめに言っておくけど、自分の外側に何かを見いだす癖
は、やめたほうがいいよ。形や言葉に惑わされるのも、もちろん最悪
だね。』


最悪、最悪って、なんか今日は下品な感じだなー。


『いや、ほんとの事だよ。ほとんどの人達が、外側の世界に捕われて、このハリボテのような現実から、抜け出せないでいる。
それは、たとえば、子供がママゴト遊びをしていて、その役が本当の自分だと
思ってしまうようなものかな?
みんな現実の中の役にはまりすぎて、威厳あるものには、ひれ伏すものだと
思っている。そしてその考えは、意図的に、与えられたものだよ。
外側は、くそくらえだ。自分の内側にこそ、すべてがある。』



今日は、なんだか気合いはいりまくりだなー。
でも、コンコンベさんは、人生は、「スイカ割り」のようだと、そして感覚が閉ざされているのを楽しみなさいと言ってたよね。


『自分が誰なのかを知る事は、重要なことだよ。そうしないと現実という泥沼に
はまることになる。この世界を十分に味わい尽くすには、自分の中に、明かり
は、必要なのさ。
でも、たとえば君が宙に浮いたり、未来がみえたりする必要は、ないということだよ。
それに、見えない存在とおしゃべりできる事が、神に近い存在だという人もいるね。
能力というものは、君たちには、パワーの象徴みたいな感じだけど、
コンコンベの世界では、能力は、完全に愛のなかに含まれている。
この部分は、大切なところだよ。能力が一人歩きする事はない。いつも愛が
手綱を引いている。』

それは、僕も感じるよ。
人間たちは、いつでもパワーを求めてるし、そういうのってたまに疲れるんだよね。



『さて、コンコンベが丸くてかわいい訳は理解できたかな?』


えっ、それは、えっと。
少ない言葉のやりとりで、受けた感覚を自分の中で、噛み締めてみた。
しばらく考えてから、自分の感じたことを、口にだそうとしたときには、
コンコンベはいなかった。

東の空には、十六夜の大きな月がのぼり始めていた。

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